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Channel: 【駿河台大学】現代文化学部からのお知らせ
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学部DAY実施報告その③

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 11月26日(火)は、全学的に学部DAYという、特別授業が全学的に実施されました。学部DAYとは、通常の授業の枠組みではできない学びを経験してもらうために、学部ごとにさまざまな取組をするための日として、毎年実施されています。

 現代文化学部では、"キャリア"をキーワードに各学年ごとに分かれて企画し、実施しました。今回は2年次生対象の学内プログラムについて報告いたします。

学内企画『はたかち』カードを使った自己理解とグループワーク

現代文化学部 小林奈穂美准教授

 2年次生必修科目であるキャリアデザインの授業の一環として約2時間、121名が参加して行われました。講師にお招きしました作田 稔氏は、「はたかち」カードを開発した、NPO法人日本キャリア・カウンセリング研究会の理事でいらっしゃいます。同研究会からファシリテーターとして、堤氏、平氏、長洲氏にもお手伝いいただきました。

 内容は、働くうえでの価値観について考えを深め、言葉にして表現をするために開発された『はたかち』カードを使い、言葉を大切に使いながら小グループによる、自然な気づきを深めるワークショップです。個人ワークとグループワークでお互い自分について語る時間を十分にとりながら進めるという進め方です。

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 最後には、内的キャリアの意味・意義・価値についてまとめられ、ファシリテーターの方々おひとりずつ、学生への暖かいメッセージをいただきました。豊富なキャリアをお持ちの皆様の話は、学生にも説得力があったようです。終始、和やかな雰囲気のまま終わることができました。
 以下、学生のコメントを紹介する、その2回目です。

  • 私の今日の授業での新しい発見は、自分が将来働くことになったときに、何に価値を置くかに気付けたことです。私は今回の作業で「家族のため」という点を大切にしていることがわかりました。「仕事と同様に趣味や家族のために時間を確保する」のカードを選びました。そのカードを選んだとき、より強く印象に残ったのは、「家族」という言葉でした。「家族」に価値を置いているというのは、私にとって新しい発見でした。(男子学生W・K)
  • 私の場合、仕事が一で生活や趣味・休みは二の次と考えている。今は若いから良いが、年を重ねていく中で、自分の価値に沿って仕事をしていると、「健康」という面でボロが出てくるかもしれない。生活・仕事・休みのバランスを考えてキャリアをこれから考えていきたい。また、3年、4年となったときのカードの変化を見ながら就活を行っていきたいと考えている。(男子学生A・T)
  • 今日、初めて聞いた言葉として「内的キャリア」というものがあった。「内的キャリア」は、ひとり1人自分にとっての働くことの意味、意義、価値である。仕事をする上で、内的キャリアは重要だと思った。働く上でやりがい、生きがい、意味、価値がなければ続けることはできないし、やっていても面白いと思わないと思う。(男子学生S・Y)
  • 周りの人たちの価値観に触れることにより、自分では考えつかない点や自分と違うことを知ることにより、また、新たな自分を見つけることにつながると思いました。(男子学生N・T)
  • 普段、全然話さない人の価値観を聞くことは新鮮でしたし、疑問に思うこともあり議論も大いに盛り上がりました。今の時間帯で関係性が終わるのではなく、せっかく価値観を共有した仲なのですから、これからも学校ですれ違った時や、機会があれば気軽に話せるような人間関係になれれば良いなと思いました。(男子学生N・S)
  • 今回の講義では、より多くの違った自分を知ることが出来ました。それは、悪い面も良い面も両方あります。そんな自分の知らない自分を知ることが出来たのは、顔見知り位の他人と対話するほうが新しい自分を発見出来るのだと思いました。実際に発見できたことは、私にとってとてもプラスのことです。このようなことから「内的キャリア」が学習していけるのだとも思いました。他人の価値観や社会人の話しを聞くことで働く上で大切なものを深く見極めていけたらと思います。(女子学生M・K)



2013年度現代文化学部 『卒業研究発表会』のご案内

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現代文化学部教務委員長

 現代文化学部では、4年間の学びの集大成として「卒業研究(4単位)」を必修科目としています。また、卒業生を社会に送り出すにあたり、教育の質を保証するためにも、卒業研究は極めて重要な科目であると位置づけています。今年度は昨年度以上に充実した卒業研究が展開され、既に昨年の12月19日(木)には全ての対象生より卒業研究論文が提出されています。

 現代文化学部では、これに加えて、1月11日(土)10時より卒業研究発表会を予定しています。これは、学生達がまとめあげた卒業研究の概要を、公開の場で、質疑応答を含め約15分間でプレゼンテーションを行うものです。卒業予定の学生諸君にとっては、卒業のための最終試験といった意味合いの催しでもあります。

 前述のとおり、この卒業発表会は広く世間に公開し実施します。特に入場の制限はございませんので、興味・関心のある方であればどなたでも来聴可能です。現代文化学部の在学生はもとより、他学部の学生諸君、本学教職員の皆様、ご父母の皆様、さらには近隣の市民の皆様、あるいは受験生の皆様にも是非ともご参加いただき、本学部での教育成果の一端をご覧いただき、ご助言・激励をいただければ幸に存じます。

 なお、資料1に各学生の研究題目と指導教員名、また資料2には当日の発表スケジュールと教室などの情報が掲載されていますのでリンクのPDFファイルをご覧ください。
 一人でも多くの皆様に、卒業研究発表会にご来場いただきたく、ご案内申し上げます。
 
資料1 研究題目(245KB)
資料2 発表スケジュール(203KB)

国内旅行業務取扱管理者試験に本学部の学生が合格しました!その①

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現代文化学部 小林将輝准教授

 現代文化学部3年生の林海虹(りんかいこう)さんが、9月8日に行われた国内旅行業務取扱管理者試験に合格しました。国内旅行業務取扱管理者とは、国内の旅行業務を取り扱うことができる重要な資格で、国内旅行を取り扱う旅行会社の営業所には、この資格を持った人が必ずいないとなりません。また、その営業所が配布するツアーパンフレットの裏面などには、その名前が載せられます。

 林さんは3年次に本大学に編入学して以来、地道に勉強を重ね、本試験に合格しました。今後さらなる活躍が期待される優秀な学生の一人です。

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合格証を持つ林海虹さん。おめでとうございます。

『卒業研究発表会』終了報告

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現代文化学部教務副委員長

 1月11日(土)に現代文化学部の卒業研究発表会が開催されました。この発表会は、12月19日に提出した卒業研究の成果を、教員と学生の前で披露するものです。これから卒業研究を執筆する学生の参考とするため、3年生も出席しました。3つのコースからなる現代文化学部の性格もあって、卒業研究のテーマはバラエティーに富んでいます。教員や学生からの鋭い質問に、時に発表者が臆する場面もありましたが、卒業までの最後の関門を乗り越え、4年間の学習の成果をみなの前で堂々と発表できたことで、学生たちは充実感を覚えていたようです。

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 また、発表会の後には第二講義棟15階で打ち上げパーティーが開催されました。ソフトドリンクとケーキをいただきながら、卒業研究を仕上げるまでの苦労をともに振り返りました。

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キャリアセンター見学を実施しました

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現代文化学部 キャリアセンター委員

 1月6日から20日までの期間、2年次生のプレゼミナールの時間を適宜使用し、キャリアセンター見学を実施しました。

 見学の目的は、3年次生から始まる就職関連行事に先駆け、キャリアセンターの雰囲気を味わってもらうことと、学生に役立つ情報の宝庫であることを知ってもらうことです。

 キャリアセンターに初めて足を踏み入れた学生がほとんどで、キョロキョロして落ち着かない学生もいました。企業の求人情報はもちろんのこと、会社案内の閲覧やUターン学生用の掲示、参考図書、ビデオ上映、先輩アドバイザーなどのコーナー、個別相談ブースの説明などを受けました。就職活動に必要な情報がわかりやすく掲示されていることがわかったようです。そして、笑顔で迎えてくれた職員の方々に会い、いつでも相談したいときに相談ができるという体制であることも伝わったようです。

 20日の見学の時間には、ちょうど現代文化学部の4年次生が来ていて、内定企業宛に送る書類の書き方を教わっていました。最後の最後まで気軽に相談に乗ってもらえる心強い場所でもあります。

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国内旅行業務取扱管理者試験に本学部の学生が合格しました!その②

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現代文化学部 福永昭教授

 2013年9月に行われた国内旅行業務取扱管理者試験に、現代文化学部3年生の櫨山拓斗(はぜやまたくと)さんが合格しました。

  取扱管理者は旅行会社の営業所に必ず一人以上いなければならないことが、旅行業法において定められています。たいへんな難関試験であり、就職にも有利です。

 櫨山さんは、本学において1年半ほどの勉強で、合格に至りました。これからは櫨山君は国内旅行業取扱管理者として扱われますが、つぎのステップとして、総合旅行業務取扱管理者試験へ挑戦すると言っています。
 櫨山さん、ガンバレ!

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旅行管理者試験合格に対し、学長から奨励賞を授与される

授業の風景-温泉とパンダを満喫したプレゼミナール-

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現代文化学部 天野宏司准教授

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 現代文化学部では、2年次生の必修演習としてプレゼミナールという科目を設け、3年以降での学びに必要な情報検索能力やプレゼンテーション技術の習得を促しています。
 天野の担当するプレゼミナールでは「動物園に行こう」と題し、動物園に行くことを前提とした情報収集や、動物園やその周辺で1日を過ごすツアーパッケージの開発とそのプレゼンテーションなどを1年かけて学びました。今回、その総決算として和歌山県白浜町にある、白浜アドベンチャーワールドへ行き、1年間の演習の成果を確認してきました。
 今回のツアーは、学生がそれぞれ1泊程度の宿泊を伴う旅行プランをプレゼンテーションし、そこから投票で行き先が決まりました。
 今回のツアープランで評価されたのは大きく3点で、①東京から夜行バスで到達可能であること、②日本3古湯に数えられる温泉観光地であること、③動物園でパンダの子どもや生まれたばかりのシロクマ、エンペラーペンギンなどを見られることでした。白浜アドベンチャーワールドは、現在5頭のパンダを飼育し、このほか多数の繁殖に成功し、子パンダを6頭中国へ送り返している、日本有数のパンダの繁殖基地になっています。

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 大宮を起点とする高速バスは、池袋・新宿・横浜を経由して白浜に翌朝8:00に到着します。そこから徒歩5分の所にあるのが、日本3古湯に数えられる「崎の湯」で、動物園が開くまでの時間をここで過ごし、疲れを癒やします。

 その後アドベンチャーワールドに移動し、パンダと対面!
 と、その前に、重要な一仕事がありました。

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 白浜アドベンチャーワールドは民間の経営する動物園ですのでさまざまな経営努力がなされています。その一つが多彩なオプションツアー群ですが、中でもパンダのバックヤードに入る「パンダラブツアー」は大人気で、開演前から並んでいないと限定15名の枠に入ることが出来ません。これを確保してからパンダの展示スペースへと駆けつけます。
 上野動物園はガラス越しでなければパンダを見ることが出来ませんが、ここ白浜はモート式の展示を採用していますので、自然光のなかで近いところでパンダを見ることが出来ます。写真のパンダは2012年8月に生まれた優浜(♀)ですが、鳴き声や、息づかいが聞こえる距離での対面となります。

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 オプションツアーの「パンダラブツアー」は、普段入園者が入れない、展示場の裏側に案内され、パンダの生態に関するレクチャーや、飼育上での苦労話を聞き、その後にパンダに餌やり体験が出来るのですが、この距離感はパンダ好きでなくてもうれしくなってしまう近さでした。

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 この他、訪問日で最も注目の話題はシロクマの赤ちゃんでした。まだ67日齢で歩くことが出来ない大きさです。飼育員による授乳や排泄介助の様子を報道カメラに囲まれながら見学していました。

 白浜アドベンチャーワールドは、サファリと水生動物の展示が同じ場所で見られることに特徴があり、1日満喫をしたことだろうと思います。

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 現在、ゼミの学生には実際の訪問を踏まえて、ツアープランをより魅力ある物へとブラッシュアップすることを求めています。どんなプランが出来てくるでしょうか?

多摩の歴史を知る-『多摩市町村のあゆみ』-

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現代文化学部 天野宏司准教授

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保坂一房・梅田定宏・天野宏司編著『多摩市町村のあゆみ』,2014年2月,公益財団法人 東京市町村自治調査会刊

 意外と知られていませんが、明治初期には県境の変更がしばしば行われていました。現在の飯能市域は、入間県(県庁所在地・川越町)→熊谷県(同・熊谷町)を経て、1876(明治9)年に埼玉県に落ち着きます。同様に、東京府の三多摩地域(北多摩郡・南多摩郡・西多摩郡)は、当初神奈川県に属していたものが、1893(明治26)年に東京府へ移管されます。

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 本書は、多摩の東京移管120周年記念誌として編集され、全5章15節からなり、天野は

  第1章2節「東西か?南北か?」
  第2章1節「別荘・行楽地・墓地の広がり」
  第2章2節「電力の普及と学園都市」
  第4章3節「米軍基地と多摩」
  第5章3節「三多摩格差の解消」

 以上5節を担当し、多摩地域の基盤整備や都市機能の変化について、解説しました。

 また、2月8日(土)には放送大学 多摩学習センターの連続公開講演会「多摩を学ぶⅡ」で、本書にまとめた内容を「多摩のインフラ整備-鉄道・電気・水道-」とのタイトルで講演しました。歴史系の講座は、どこでも大人気で、この日も大雪の中、大勢の方が来聴くださいました。

 『多摩市町村のあゆみ』をご所望の方は、市町村自治調査会までお問い合わせください。


学部DAY実施報告その④

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 11月26日(火)は、全学的に学部DAYという、特別授業が全学的に実施されました。学部DAYとは、通常の授業の枠組みではできない学びを経験してもらうために、学部ごとにさまざまな取組をするための日として、毎年実施されています。


 現代文化学部では、"キャリア"をキーワードに各学年ごとに分かれて企画し、実施しました。今回は3年次生対象の学内プログラムについて報告いたします。

学内企画キャリア講座

現代文化学部 小林奈穂美准教授

 3年次生対象のプログラムは、間もなく本格化する就職活動に備え、改めてひとり1人が自分を見つめる機会とすることを主眼に講演会を行いました。「キャリアを考える」というタイトルで90分の講座に116名が参加しました。
 
 講師にお招きしました内村敏郎氏は、元モービル石油株式会社取締役で、MBAにて海外派遣のご経験があり、早稲田大学キャリアセンターで学生相談やキャリア教育の特別講師としてご活躍の方です。現在は、NPO法人日本キャリア・カウンセリング研究会の理事でいらっしゃいます。同研究会から平和俊氏にもお手伝いいただきました。

 内容は、冒頭にふたつの相談事例のデモンストレーションから始まりました。食い入る
ように聞き入る学生たちは、ふたつの相談の違いにどのくらい気付けたでしょうか?デモンストレーションのあとは丁寧な解説があり、自分はどちらのタイプに近いかを考えます。
 
 次に、数々の学生相談からどんな悩みが多いのか、企業はどんな人材をほしいと考えているのか、キャリアとはなにか、内的キャリアと外的キャリアとは、お二人のキャリア体験についてと、話は一つ一つ丁寧に進められていきました。そこから、働くことを自分のこととしてしっかり考え、どう働きたいのかを考えさせるというものでした。

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「今日はどんなことを考えるのか」について    デモンストレーションの様子

 最後に12月からの就活本格化に備え、「自分をよく知り、企業をよく知って、自分らしく頑張ってください」とエールを送っていただきました。さて、学生たちはどのように受け取ったでしょうか。次回より学生のレポートと、それを受けて講師の方からのコメントを頂戴しましたので、併せて掲載していきます。


学部DAY実施報告その⑤

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 11月26日(火)は、全学的に学部DAYという、特別授業が全学的に実施されました。学部DAYとは、通常の授業の枠組みではできない学びを経験してもらうために、学部ごとにさまざまな取組をするための日として、毎年実施されています。
 現代文化学部では、"キャリア"をキーワードに各学年ごとに分かれて企画し、実施しました。今回は3年次生対象の学内プログラムについて報告いたします。

学内企画キャリア講座

現代文化学部 小林奈穂美准教授

 3年次生対象のプログラムは、間もなく本格化する就職活動に備え、改めてひとり1人が自分を見つめる機会とすることを主眼に講演会を行いました。「キャリアを考える」というタイトルで90分の講座に116名が参加しました。講師にお招きしました内村敏郎氏は、元モービル石油株式会社取締役で、MBAにて海外派遣のご経験があり、早稲田大学キャリアセンターで学生相談やキャリア教育の特別講師としてご活躍の方です。現在は、NPO法人日本キャリア・カウンセリング研究会の理事でいらっしゃいます。同研究会から平和俊氏にもお手伝いいただきました。

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 以下、学生の書いたレポートを2回に分けて紹介します。

・企業研究することは大切だが、それだけではなにも進まない。自分がやりたいこと、企業が求めていること、何を貢献できるか、自分と向き合い、お互いが重なったものを大切にする。私はファッションが大好きなので、ファッション業界に進もうと考えています。そして、人と話すことが好きで、直接ファッションと関わりたいと思っているので販売員になりたいと考えています。でも、やりたいことは分かっていても、自分が企業に何を貢献できるかまで考えたことがありませんでした。自分がやりたいことと、自分が企業でできること、企業が求めることをしっかり理解しなくちゃいけないと思いました。(女子学生K.K)

・私はまだ就職活動に実感がなく、何をして良いか分かりませんでしたが、この講義を聞いて少し明確になり、まず自分が何をする必要があるか、どう生きていきたいのかなどを考えようと思いました。大学のキャリアセンターを活用し、早めに就職活動を行いたいと思います。(男子学生 U.I)

・自分がどのような仕事につきたいか、どのような事でその企業に貢献できるのかを考えることによって面接の時にも、自分のことをアピールすることができるし、面接官も自分に興味を持って話を聞いてくれるし、質問してくれると思いました。そういう自分の内的キャリアをベースにして、外的キャリアを探していけば、これからの就職活動に活かしていけるなと思いました。また、自分の事を理解している人、その事を自分の言葉で伝えることが大事であると学びました。最近の人は面接練習をしていて、模範解答になってきている傾向があり、自分の言葉で伝えるということを忘れてしまっているので、今回、内村さんの話を聞いて、やはり自分の言葉で伝えるというのが大事なんだと思いました。(男子学生 T.H)

・今回話を聞いていて、キャリアを考えるということは、仕事の中で自分らしさを実現すること、人生の生きがいや仕事のやりがいを考えること。外的キャリアとは、外面的な仕事、会社、地位などのことで、内的キャリアとは、価値観、興味、能力などの事で、二つを共に考えることがキャリアを考えることだと学びました。(女子学生 O.S)

・今回の講演を聞いて、一番印象に残ったことは、内的キャリアという言葉でした。内的キャリアを形づくるものに、「やりたいこと」というものがありますが、私はこれが一番欠けていると感じました。今やりたいことが具体的にはなく、民間企業に就職できれば良いと考えていました。やりたいことを見つけるためには、まず、自分のできることを考えることが大切だと感じました。(男子学生 S.K)

マウンテンゴリラが住む森

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現代文化学部 平井純子准教授

 ゴリラというと胸をドンドンと叩く凶暴なイメージがあるかもしれません。しかし、ゴリラは極めてヒトに近い、とても繊細な動物です。生息数は少なく、絶滅危惧種となっています。マウンテンゴリラ(以下ゴリラ)の生息地はウガンダとルワンダとコンゴ(旧ザイール)にまたがる森の中。今回はこの3国の国境近く、ウガンダにある世界自然遺産Bwindi Impenetrable National Parkで、ゴリラに出あうトレッキングに参加してきました。

 ゴリラトレッキングに参加するには、事前にウガンダ野生生物管理局発行の許可証「ゴリラ・パーミット」が必要です。ゴリラに負担を与えないよう、厳重に人数制限されているのです。
 まずブリーフィング。ガイドから、観察時間は1時間ということ、ゴリラとは7mの距離を置くこと、飲食・喫煙はしないこと、くしゃみや咳は後ろを向いてすることなど、ゴリラを観察する上での注意がなされました。

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 そして森へ。8名のゲストに対し、銃や大きなナイフを携えた3名の現地人ガイドが同行します。小さな集落を横切り、ブッシュをかき分け、アップダウンを繰り返しつつ歩くこと90分。いました!ゴリラです!

 シルバーバック(年長の雄ゴリラ)がむしゃむしゃと草を食べています。その上の木ではメスのゴリラがやはりムシャムシャ。子どもたちはお互いにじゃれあいながら、ゴロゴロと転がったり、草を食べたり。ヒトを気にする様子もなく、自由に動き回っていました。

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 野生生物を対象としたエコツーリズムを実現していくためには、事前の周到な準備が不可欠です。今回私が参加したゴリラトレッキングも、ゴリラが不特定多数の人間が近づいて来てもストレスを感じずにいられるようになるまでには、1年ほどの準備期間が必要であったということでした。そしてガイドの育成もまた不可欠です。ゴリラトレッキングの許可証を得るための費用は600USドルという高額なものですが、これはガイドの育成費や地域集落へ、また国内の国立公園の維持管理に使われるということでした。

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 自然保護と観光振興、地域振興。アフリカ・ウガンダのゴリラをめぐるエコツーリズムは治安上の問題もあり、まだまだ解決すべき課題が多くあります。今後の動向に注目していきたいと思います。

学部DAY実施報告その⑥

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 11月26日(火)は、全学的に学部DAYという、特別授業が全学的に実施されました。学部DAYとは、通常の授業の枠組みではできない学びを経験してもらうために、学部ごとにさまざまな取組をするための日として、毎年実施されています。

 現代文化学部では、"キャリア"をキーワードに各学年ごとに分かれて企画し、実施しました。今回は3年次生対象の学内プログラムについて報告いたします。

学内企画キャリア講座

現代文化学部 小林奈穂美准教授

 3年次生対象のプログラムは、間もなく本格化する就職活動に備え、改めてひとり1人が自分を見つめる機会とすることを主眼に講演会を行いました。「キャリアを考える」というタイトルで90分の講座に116名が参加しました。講師にお招きしました内村敏郎氏は、元モービル石油株式会社取締役で、MBAにて海外派遣のご経験があり、早稲田大学キャリアセンターで学生相談やキャリア教育の特別講師としてご活躍の方です。現在は、NPO法人日本キャリア・カウンセリング研究会の理事でいらっしゃいます。同研究会から平和俊氏にもお手伝いいただきました。

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 以下、学生の書いたレポートを紹介する、2回です。

  • 与えられた仕事を一生懸命打ち込むことが大切だということがわかり、自分なりに工夫し、努力していくということが大変重要だ。その努力は誰かが見ていて、運を引き寄せる。天職とはあるものではなく、探していくもので、どんな仕事も自分の考え次第で天職になる。これからは自分のことを良く知り、企業のことをよく知って、自分らしく頑張っていきたい。今日の講演で学んだことを、これからの就活に活かしていきたいと思う。(男子学生 T.K)
  • 内村さんと平さんが、二人で模擬面接を行ってくださいました。その中で、二つのパターンがあり、世間的価値観の外的キャリアと、自分と向き合う内的キャリアの例がありました。私はどちらかというと、外的キャリアになっていると思いました。話を聞いていたら、内的キャリアの方が良いなと感じたので、私自身が内的キャリアも話せるようにしていきたいと思いました。キャリアという言葉は今まで曖昧な意味しかわかっていなかったのでずが、今回の講義で具体的に理解することができました。(女子学生 N.E)
  • 内的キャリアは、仕事への熱意、興味、能力など、自分自身の内面の事であり、無くなる事はないものです。外的キャリアとは、仕事上の中身、収入、地位、会社の形態など、外から見ればわかりやすいものです。しかしこれは、会社の合併、経営の変更などにより、無くなってしまうものです。この二つを頭に入れて就活を行う事により、自分に納得がいくような職につけると思いました。収入や会社の場所など、外からしか見えないところだけを考えて就活をしていけば、失敗する確率が多いと感じました。途中で退職する人が多いのは、この様な就活の仕方が原因ではないかと考えられるようになりました。(男子学生 H.T)
  • キャリアは終わらないものであり、続いていくものだと学びました。何かの仕事を終えても、そこで学んだ事は消えることはなく、後々、自分の力になって長いキャリアの一部になるのだと思いました。一生懸命に与えられた仕事に打ち込むことが大切で、努力をすれば自分が磨かれて、さらには運を引き寄せるので、良い事ばかりだと思いました。(男子学生 K.Y)
  • 企業を選ぶ上で、「内的キャリアをもとに探してゆく」という点、まさにその通りだと感じた。この点は面接を行う上でも大切なことだが、強い内的キャリアを持って臨まなければ、就職したあとに疲れてしまい、早期退職につながってしまう可能性も高くなるだろう。充実していて楽しい仕事と出会うためにも、内的キャリアについて考えることの大切さを、今日は学ぶことができた。(女子学生 Y.M)

最近思うこと

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現代文化学部 竹中弥生教授

 日本ペンクラブ2月例会の「冒頭所感」はフォト・ジャーナリストの山本晧一氏による「国境を取材して」であった。山本氏は『日本人が行けない日本領土』他、日本の国境の島々に関する著書が多数ある。北方領土4島、尖閣諸島、竹島については、常日頃もっと多くの人々が問題意識を持たなければいけないと思っているだけに、深く考えさせられた。

 問題になっている島々は、日本の領土であり、北方4島や尖閣諸島には過去には日本人が暮らし、日本人の営みがあった。ところが島々のうちのあるものはすでに他国の支配下にあり、あるいは、他国が声高に領有権を主張し、日本人は行くことすらできない。しかも、多くの日本人は、それらの島々の存在や名前すら知らない。これらの島々を日本から失わないために、私たちは、その存在と歴史を良く知り、語り続けなければいけないというのが、お話の趣旨であった。

 外国人留学生に日本の一番良いところを尋ねると、平和であるという答えがしばしばかえってくる。確かに日本には、大変な民族紛争や、暴動や、いつ起こるかわからないテロの恐怖などは今のところない。しかし、北海道には、故郷を追われ、天気の良い日には対岸に故郷の島が見えるほどの所にいるのに、先祖のお墓参りに行くことさえままならない人々がいる。また尖閣では島に住む日本人が多くの外国の難破船や漂流船の人々の命を助けていたという歴史があるのにもかかわらず、私たちは仲良くしたいと思い、長年にわたり、経済的、技術的に支援してきた国々により日本の島が不法に占拠されたり、領海や領空が繰り返し侵犯されたりしている。日本は周囲を海に囲まれているために、国境に対する意識が、隣の国と地続きである国々に比べ低いのだが、これらのことを知ったうえで、私たちの大切な平和について考える必要があるということを若い人々に知って欲しいと思う。

あの花ラッピングバス・出発!-既存観光資源と新しい観光の波-

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現代文化学部 天野宏司准教授

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 2014年3月1日(土)、先日来の大雪の名残が各所に残る秩父市で、アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」のキャラクターがラッピングされた、ちちぶ巡礼バスの出発式が行われました。天野は、秩父アニメツーリズム実行委員会の一員として、この式典に参加し、その後の試運転にも乗車してきました。外装部分のラッピングだけでなく、車内のデザインも「あの花」モチーフとなり、車内外の放送もめんま役の茅野愛衣さんが務めていますので、ファンにとっては堪らない体験でしょう。

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 このバスの運行にはふたつの意味があります。ひとつは、2011年にTV放映され、2013年には劇場公開された、「あの花」が、舞台設定の参考にしたのが秩父市であったと言うことから、秩父市は「あの花」ファンの集う「聖地」として賑わい、市もこれに頼った観光誘客事業を次々と展開してきました。天野は、この取組に、主に効果測定の観点から参画し、毎年集められるアンケート票の束に苦労させられてきましたが、2014年3月に劇場版のセル・パッケージの発売が行われると、今までのような勢いは失われて行くであろうと考えています。それでも秩父を訪れて下さるファンの皆さまへの感謝とおもてなしの気持ちを表すという意味です。ふたつめの意味は、少々戦略的な観点に立ちます。今年の干支は午ですが、午年ごとに秩父三十四ヶ所の観音霊場(秩父札所)の秘仏を全て公開する「午歳総開帳」が行われる年になります。この巡礼者の移動手段としてご利用いただくとともに、アニメ世代と巡礼世代のクロスマッチをはかりたいとの考えもあります。

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 今日の観光は、行動の中心が個人・家族になり、かつてのように旅行会社が大量送客する時代は終わり、それぞれの観光地で人を呼ぶ時代に変わってきました。その中で、既存観光資源は、陳腐化し「人が呼べない」観光資源へと転落している物も数多くあります。この点で、秩父札所は、十七番が「あの花」作中で重要な場面として登場し、多くのアニメファンを引きつけていますので、既存観光資源(札所)にアニメ・ツーリズムという波で再生を図ろうとしているわけです。

 巡礼バスは2台ありますが、11月24日までの土日祝日、1日9便運行されます。当日のダイヤ状況で「あの花」ラッピングされた車両以外を運行することもあります。詳細は秩父観光なび、西武バスHPなどでご確認ください。

 ちなみに、飯能の街並も「あの花」の中に登場します。写真は登場人物の1人、鶴子が座っていた飯能駅構内のベンチです。探してみてください。

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3月22日(土)オープンキャンパス模擬授業

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詩という形のラブレター ―高村光太郎『智恵子抄』入門

現代文化学部 長尾建准教授

 「いやなんです
 あなたのいつてしまふのが―」

 この場合「いつてしまふ」というのは、恋愛相手が誰かよその人間と結婚することを表しています。つまり、詩人は恋愛相手がよその人間と結婚することに、詩という形で全力で反対しているのです。

 これは一種のラブレターと言えるでしょう。この行間からは、よその人間ではない、私とあなたが結婚するべきだ、という思いがにじみ出ています。これを読んだ一女性は、何と幸福な思いを抱いたでしょう。

 ところが、このラブレターは雑誌に公開されたのです。高村は実直な青年であったので、または恥じらいの気持ちから、この詩を公開したのでしょう。そもそも、ラブレターというものは、非公開性と言うか相手以外見ることがない、そのような状況で書かれるものです。これを公開された智恵子はどのようにこれを受け取ったのでしょうか。

 一般にこの詩を読んだ女性は、この話はフィクションであり、作られたものと考えるでしょう。その上で、このような発言をする男性が私のまわりに現れたならな~と、あたかも自分自身にあてられたラブレターとして読むでしょう。まさにそれが『智恵子抄』が現代まで読み継がれる要因なのですが、一方で、「あなた」と呼ばれた智恵子はどのようにこの詩を受け止めたでしょうか?

 他の読者は知らない、まさに長沼智恵子にあてられたラブレター。二人だけに共有される私秘性、そこには強烈なロマンティシズムがあるのではないでしょうか。

 模擬授業では、照れずに愛について語りましょう。


卒業生へのメッセージ   

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現代文化学部長   本間邦雄

 卒業生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。また、今日までご支援を賜りましたご父母の皆様方にも、心より感謝申し上げます。

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 みなさんは、これから社会に出て活躍していくことを期待されています。コメンスメント・パーティの席でも申しましたが、これからも自分にとって一番大事なことは何かを、いつも忘れずに問い続けてください。そしてそれを決して手放さないでください。それは、ときによって異なるかもしれません。友情、愛情、家族、健康かもしれませんし、夢、実現したいこと、人間らしさのようなもの、あるいは正解がないかもしれません。けれどもそれを問うことが、かけがえのない自分の拠り所になるはずです。

  とはいえ、これから一人の社会人として振る舞えるかどうか、不安を覚えることもあると思います。そこで、『大学ニュース』にも書きましたが、肩の力を抜くために3つくらいの顔とその発揮のしかた("手")を持っていると好都合です。諸君ならこの4年間で、私生活、大学での学友や教職員との関係、アルバイトなどの社会生活と、3つくらいの顔を使い分けていたのではないでしょうか。

 三面六臂(さんめんろっぴ)という言葉があります。三つの顔と六本の腕をもつ像で、奈良の興福寺の阿修羅像で有名ですね。それにならって、今までの経験や学びを思い起こし、自分の果たす役割を使い分ける、いくつかの"手"を揃えておくわけです。

 "八面六臂の活躍"や"千手観音のような慈悲"は、私たちにはむずかしいでしょうが、プチ三面六臂は、イメージとして手に届くところにあると思います。何かにぶつかったり思い悩んだとき、その方向を見るだけではない、他の2つの顔をもっていることを思い起こして、別な自分に気づいてみることが大切になることもあるでしょう。それは、一生続くことかもしれませんが、阿修羅像のような、若者の清新さ、気迫、感受性、可憐さが私たちを勇気づけるのも、そのプチ三面六臂なのではないかと思います。

 毎日毎日、新しいことが出てくるでしょうが、昨日できなかったことが今日はできる、ということで自信をもち、身についていく力も実感できるでしょう。そして新しい自分、多様な自分を見つけられる機会ともなるでしょう。

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 この4年間、みなさんとともに充実した日々を送ることができたことは、私たち教職員一同にとっても大きな喜びです。今後も、春の同窓会総会、秋のホームカミングデイなどの機会に、みなさんの一段と成長した姿を是非、私たちや後輩たちに見せに来てください。 
 みなさんの晴れやかな門出を祝って、乾杯。

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モナシュ大学派遣留学生体験記その①

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 本学の派遣留学生として2013年9月から2014年2月までオーストラリアの「モナシュ大学」に留学した、現代文化学部生2名のレポートを掲載いたします。
 駿河台大学では、充実した留学制度を学生に提供しています。留学制度を活用した学生はみな、知的好奇心のアンテナをのばし、世界を学んでいます。駿河台大学の様々な留学制度を大いに活用して、世界に羽ばたく第一歩を踏み出してください。

留学を終えて

現代文化学部 現代文化学科2年 渡辺菜々

 昨年の9月から約半年間、オーストラリアへ留学に行きました。半年という時間はとても短く、ちょうど生活にも英語にも慣れてきた頃に留学期間が終わってしまいましたが、この半年間で学んだことや得たことはたくさんありました。そして素敵な人々に出会えたことや、異文化を体験できたことなど、とても素晴らしい思い出を作ることができました。またこの留学は、自身の成長へと大きく繋がったと思います。

 留学生活を始めたばかりの頃は、自分の英語力の無さや、新しい生活環境に慣れないなど、辛い経験もたくさんしました。何か欲しいとき、やりたいとき、知りたい時は全て自分の力で解決しなければなりません。何度も片言の英語を使いながら、必死に自ら行動したことを覚えています。今振り返ると、この経験は非常に貴重なことだったと思います。

 ホームステイでの生活は、かけがえのないコミュニケーションの場の一つであり、非常に良い異文化体験になりました。初めは、ホストマザーやルームメイトと一緒に生活するにしても、会話で苦労をしました。言いたいことが咄嗟に言えない、上手く言えない、伝わらないなど何度も何度も悩みました。ですが、会話力を伸ばすためには、ひたすらスピーキングをするしかありません。間違うことを恐れずに、とにかく言ってみる、話してみるということの大切さを知りました。半年間の留学を終えた今でも、自分の会話力には納得はいっていません。それでも、確実に半年前よりは英語が話せるようになったと思います。また、英語を話すことへの恐怖心がなくなりました。これは、自分の中での大きな収穫であり成長だと思っています。日々オーストラリアの文化に触れながら、ホームステイを通してコミュニケーション力を伸ばせたので、非常に良い体験ができたと思います。

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 この半年間で、多くの出会いがありました。私の留学先であるモナシュ大学はメルボルンにあり、そこは多民族都市のため、様々な国や地域の人達が住んでいます。学校でもクラスでも、たくさんの国の人と友達になりました。留学生たちは育ってきた環境も違えば、みんなそれぞれ違う考え方を持っていて、その意見や考えを交換し合うことは非常に貴重な体験となりました。また、とても面白かったです。どの国の人たちもみんな優しくて、私が片言の英語で話しても理解を示し、さらに表現を教えてくれました。また、会話をしていて自分の言いたいことが伝わったときは最高に嬉しかったし、英語を話すことの楽しみを感じることができました。この留学で出会ったたくさんの素敵な人々は、私の大切な宝物となりました。

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 私は後二年間の学生生活があります。この留学で得たことを最大限に利用して、今までよりもさらに積極的にいろいろなことに挑戦して行くことがこれからの目標です。この留学を支えてくださった多くの方々への感謝を忘れずに、今後の目標に向けて頑張りたいと思います。オーストラリアが、私の第二の故郷になって良かったです。

モナシュ大学派遣留学生体験記その②

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 本学の派遣留学生として2013年9月から2014年2月までオーストラリアの「モナシュ大学」に留学した、現代文化学部生2名のレポートを掲載いたします。
 駿河台大学では、充実した留学制度を学生に提供しています。留学制度を活用した学生はみな、知的好奇心のアンテナをのばし、世界を学んでいます。駿河台大学の様々な留学制度を大いに活用して、世界に羽ばたく第一歩を踏み出してください。

出会い・経験に感謝

現代文化学部 現代文化学科 3年 松井美沙

 私の留学は、両親と友達が空港まで見送りに来てくれ、より留学に行くのだなと実感がわきスタートしました。
 留学前は楽しみ以上に不安ばかりでした。また、改めて英語の難しさを実感し何度か英語を嫌いになったこともありました。しかし、オーストラリアを一人でも歩けるようになってなんだかかっこいいなとも思ったこともあります。この留学で私は誕生日を迎え、盛大にお祝いをしてもらいました。他にもHalloween、Christmas、New Yearなどの行事も過ごすことができ、すべて街や家の雰囲気、家でのパーティーも日本とは全く違い、まるで映画を観ているようで感動しました。そしてひとつひとつがとても新鮮で、すごく貴重な体験が出来ました。そしてAustralia dayといった国民の祝日では、オーストラリアに住む様々な国や地域からの人達を含め、皆でお祝いしている姿に国籍に関係なくとても仲が良く温かい国だなと感じました。メルボルンは世界一住みたい場所のランキングで1位である理由がこのことなのかなと感じました。

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 また、留学の目標の1つでもあった現地でダンスをすることも出来ました。それまでにもすごく勇気と時間がかかり、少しの期間でしたが、外国人とも交流を持て、また日本人のダンサーさんとも出会うことができ、Japanese Festivalで一緒にパフォーマンスを披露させてもらうことも出来ました。そしてダンス面以外に人脈も広げられ、いろいろなことを得られ、ここでも貴重な体験が出来ました。私は学校とホームステイ先以外に自分の居場所としてダンスを見つけることができ、より留学生活が楽しくなりました。また、文化だけではなくスポーツでも交流が持てたということも私にとって大きな経験になり、とても嬉しかったです。
 
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 長いと思っていた5か月間の留学生活もあっという間に感じ、帰国が近づいていくにつれて1日24時間も足りなく感じました。そう思えたのも、オーストラリアに慣れ、充実した生活を送れた証拠なのだと思います。

 私はこの留学で「外に出る」ということを学びました。まず、日本から出ることで日本にはないことが知れました。見ることが出来ました。異文化の体験が出来ました。また、勇気を出して自分から行動することで大切な外国の友達を作ることが出来ました。帰国後も友達と連絡をとっています。この友達たちとは今後も連絡を取り合いたいと強く感じることが出来る友達です。また、異国の友達から異文化も学び、世界ってすごいなとも感じました。ホームステイ先では、部屋にこもっていないで部屋を出ることによって、ホストファミリーと交流する時間が持てることや、自分が住んでる場所から出てオーストラリアの他の場所に旅行に行くことによって、私はジブリの映画のモチーフになった場所に何か所にも行くことができ、その中の1つでもある南半球にしかいない土ホタル、日本にはいない野生のカンガルーやコアラも見られました。そして、一番勇気と時間がかかったダンスです。決められたプログラムから出て、自分の好きなことにチャレンジすることによってたくさんのことを得ることが出来ました。このような行事、人、旅行、ダンスなど「外に出る」ことによって異文化以外に、人との出会いや体験から新たな発見が出来きたことに感謝です。

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 留学を考えている方へ。留学中に戸惑うこともありますが、それも一つの経験であり、そこから学ぶことがあります。また、現地には日本人スタッフさんもいてくれてすごく優しい方たちなので気軽に話すこともでき、駿河台大学の職員の方もメール等でサポートしてくださいます。たまに落ち込むこともありましたが、職員の方の言葉は毎回背中を押してくださる言葉をかけてくださり、私にとって大きな支えでもあったので留学中に不安になったことがありませんでした。大学は高校と違って自己責任が多くなりますが、たくさんのことに挑戦できる時間やチャンスが広がっているところです。留学も大学と同じだなと感じました。自分から行動し見つけに行くこと(外に出る)によって体験や発見、自分の成長のかぎを得ることがあるのだと。帰国し、マイナスに考えてしまう時や就職活動など今の生活でも、留学で学んだ「外に出る」という言葉が生きています。このような体験が出来たのも、このようなことに気付くことが出来たのも、この留学があったからです。また、留学が出来たのも、最後までサポートしてくださった職員の方や家族友達のおかげです。その感謝も含め、今後もその言葉とともに、もっと目を向けてたくさんのことに挑戦や社会人として必要とされる人材になれるように頑張りたいです。これだけ話してもまだ足りないくらい私は留学に行って本当に良かったと思っています。今でも戻りたいぐらいです。留学について質問があれば、気軽に聞いてほしいです。この記事で少しでも留学に興味を持ってもらえたら嬉しいです。「外に出て」まだ知らないもうひとつの自分を見つけに。

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2013年度 「海外スポーツ文化研修」(現地研修)報告

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現代文化学部 大貫秀明教授
充実のプログラムとたくましくも優しい人びとに迎えられて

 まさに異例の、あの2月の大雪の合間をぬって成田から飛び立ち、今年度も「海外スポーツ文化研修」が南半球はニュージーランドの首都ウェリントンにて実施されました。今回で4年目となるこの研修は、ホームステイをさせていただきながら、午前中は語学学校で英語力をつけ、午後はかの国屈指のスポーツ学校でありますNew Zealand Institute of Sport(NZIS)にてスポーツに係る理論と実践を学び、加えて、夕方には地域のコミュニティにおけるスポーツの現場を訪問するというものです。
 この研修は、コミュニティにおけるスポーツのあり様の彼我の相違を検証するという課題を持参しての研修でもあるのですが、その課題への果敢な取り組みにも挑戦しつつ、と同時に、本学学生を考慮して綿密に組まれたプログラムを、現地の教育スタッフならびにスティ先の人びと、また素晴らしい天候にも励まされながら着実に消化・吸収したようにおもいます。
 この希有な経験が、後日参加者全員に有効にはたらくことを願うばかりです。Good Luck!

<担当教員 大貫秀明>

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脳と筋を刺激しあった友人たち

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 コミュニティ・スポーツのインタビュー対応してくださった元All BlacksラガーマンのDion Wallaceさんと(背後の標語を訳してみてください。)



スポーツの国 New Zealand(NZ)
現代文化学部3年  宇田 嬉

 NZでは、本当にたくさんの事を学びました。日本との考え方の違いもたくさんあり、前より視野をもっと広く持つことが出来るようになった気がします。スポーツ学校では、先生が生徒に教えるだけではなく、先生から教わった事を生徒が他の生徒に教えるという授業でした。実際に自分で体験しながら学んでいけるため理解しやすかったです。私は英語が苦手でちゃんとした言葉は話せませんでしたが、相手も聞こうとしてくれて、伝えようとしてくれたので通じ合う事が出来ました。

 一緒にトレーニングなどを行い、スポーツを通して仲良くなれた事にとても喜びを感じ、スポーツは本当に素晴らしいと改めて実感しました。NZでは、老若男女関係なくみんながスポーツを生活の一部に入れていて、道を歩けばお年寄りがランニングをしている。という風景が当たり前にある事が本当に素敵だと感じました。元オールブラックスのディオンさんから地域スポーツについての話を聞くこともでき、とても勉強になりました。ホストファミリーからも親切にしてもらって本当に良い経験をする事が出来ました。今は感謝の気持ちでいっぱいです。今回学んだことを今後の人生に生かしていきたいと思います。

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マシーンに乗っているのが宇田さん



海外スポーツ研修inニュージーランド&オーストラリア
現代文化学部3年  尾関愛美

 2月15日~3月1日の約2週間ニュージーランドへ海外スポーツ研修に行きました。わたしは諸事情により、みんなと一日遅れてニュージーランドに向かいました。何回か海外に行った事はあるものの、一人で海外に行くのは初めてで、オーストラリアでの乗り換えもできるか心配でしたが、無事ウェリントンに着くことができ、とてもいい経験になったし、少し自信がつきました。

 空港では、あちらの学校関係者とホストマザーが迎えてくれ、わたしのホームステイ生活が始まりました。周囲の人たちは、英語も全く話せないわたしに優しく、分かりやすく話しかけてくれてすぐに溶け込めました。また、わたしはかなり人見知りですが、自分から積極的にコミュニケーションを取ろうと辞書で意味を調べたり、自分から進んで声をかけようと頑張りました。英語学校では、様々な国の人が集まり、すべて英語で授業が進むため最初は理解に苦しみましたが、日を重ねるごとに少しではありますが、理解できるようになり、それがホームステイ先での会話に繋がっていきました。

 また、スポーツ学校では、普段やっているトレーニングのフォームの姿勢を確認したり、ストレッチの仕方や、ランニングトレーニングまで体を使って生徒とコミュニケーションを取りながらできました。そして、元オールブラックス、キャプテンのディオンさんに総合型地域スポーツクラブについてとてもいい話が聞けてとても為になりました。

 ニュージーランドとオーストラリアの名物や、名所、BBQ、一万人規模のマラソン大会にも参加でき一日一日がとても充実していてとても楽しかったし、貴重な体験ができました。絶対にまた行きたいと思える素晴らしい国で、とても充実した研修でした。

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ウェリントン湾を背景に

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ホストマザーとスマイル



研修で 学んだこと
現代文化学部3年  堀口実里

 私は人見知りの性格なので、ニュージーランドに行く前は不安で仕方ありませんでした。しかも外国人と英語で話さなければならないということは、私にとってとても勇気のいることでした。しかし、そんな私を変えてくれたのはニュージーランドの穏やかな環境と穏やかな人々です。ホストファミリーやスポーツ学校の生徒達、街の人々など気さくに話しかけてくれました。そして私のカタコトの英語を理解しようと心がけてくれました。そのおかげでコミュニケーションを取ることに自信を持つことができるようになりました。

 一番会話をしたのはホストファミリーの5人の子ども達です。子どもたちも子どもたちなりに私に対してゆっくり話しかけてくれました。私は次第にボディランゲージや文法など関係なく分かる単語を並べていき、コミュニケーションを図るようになりました。そうして会話が成立していき、言いたいことが伝わった時はとても嬉しかったです。

 私が今回の研修で学んだことは自分の殻から出ることの大切さです。殻から出てしまえばもっと広い世界を知ることができ、自分に絶対プラスになると分かりました。日本に帰国し今までより積極的な自分を実感しています。

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ホストファミリーの子供たちと(右端が堀口さん)

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修了証書を手にハイポーズ



海外スポーツ文化研修を終えて
現代文化学部3年  會田 舞

 今回の研修は大雪のために飛行機が一日遅れるというハプニングの影響で、問題が多く起こりましたが、無事ニュージーランドまで辿り着くことができました。ニュージーランドでの生活は、日本語が通じないため自分から積極的に行動しなければコミュニケーションが成り立ちません。言葉も通じず普段の生活とは違うため、不安も多くありましたが、心が広く優しい人に恵まれ、その不安はすぐ解消されました。
 
 午前は英語学校に通い英語の勉強をし、午後はスポーツ学校に行き、現地の人に混ざってスポーツをしました。言葉は通じなくても一緒にスポーツをするだけでみんなと打ち解けることができ、改めてスポーツの力は素晴らしいと実感しました。他にもニュージーランドならではの食べ物や観光地に触れられ、一日一日が内容の濃い生活を送ることができました。多くの人の温かさに触れることができ、日本では経験することのできない経験をすることができました。こんなにも楽しく思い出に残る日々を過ごせたのも3人の仲間や支えてくださった方々のおかげです。本当にありがとうございました。

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優しいホストファーザーと

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NZISの先生とパチリ、 暑っ!

学部DAY実施報告その⑦

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 11月26日(火)は、全学的に学部DAYという、特別授業が全学的に実施されました。学部DAYとは、通常の授業の枠組みではできない学びを経験してもらうために、学部ごとにさまざまな取組をするための日として、毎年実施されています。
 現代文化学部では、"キャリア"をキーワードに各学年ごとに分かれて企画し、実施しました。今回は3年次生対象の学内プログラムについて報告いたします。

学内企画キャリア講座

現代文化学部 小林奈穂美准教授

 3年次生対象のプログラムは、間もなく本格化する就職活動に備え、改めてひとり1人が自分を見つめる機会とすることを主眼に講演会を行いました。「キャリアを考える」というタイトルで90分の講座に116名が参加しました。講師にお招きしました内村敏郎氏は、元モービル石油株式会社取締役で、MBAにて海外派遣のご経験があり、早稲田大学キャリアセンターで学生相談やキャリア教育の特別講師としてご活躍の方です。現在は、NPO法人日本キャリア・カウンセリング研究会の理事でいらっしゃいます。同研究会から平和俊氏にもお手伝いいただきました。

 講演のあと、講師の方に学生のレポートとアンケートをすべて見ていただきました。後日、大変ご丁寧なコメントを頂戴しました。是非、コメントを掲載させてほしいとお願いしたところ、ご快諾をいただきましたので、ここに掲載いたます。

 11月26日には大変お世話になりました。キャリアについての考え方を学生の皆さんと交換出来て大変有意義な時間を過ごすことが出来ました。貴重な機会を与えて頂き有難うございました。 学生の皆さんのアンケートを読ませていただきました。率直で前向きなご意見を頂き、我々の今後のキャリア教育への関わりに反映させていただきたいと思っています。いくつかの点について感じたままを以下のようにまとめさせていただきました。何かのご参考になれば幸いです。

①就活直前という時期にあるためか、学生の反応は総体に鋭く強い

②内的キャリア、外的キャリアの意味と意義、そして違いについての把握がなされている。面談の2ケースについてもその違いを良く把握し、実感されている。「自分らしく」という言葉が多く見られたのが印象的である

③企業目線、自分自身についての理解が進み、就活への取り組みに対しての何らかの気づきが得られたように見える

④体験談に対しての前向きな記述が多く、就活に対する不安が軽減され自己肯定感につながって行くことが期待される

⑤就活だけに終わらず、人生や生き方にまで思いをはせている学生も見られる

 就職活動に入る直前の学習でしたが、内容によっては有効なキャリア教育の一環になると感じました。それは出席者の80%が肯定的な反応(とても良かった28%、良かった55%)を示していることにも表れているように思います。「今から何をやらねばならないか」が実感を持って分かって貰えたのが何より嬉しいことでした。

 それぞれの学生さんが、それぞれの道を探し出すほんの小さいお手伝いが出来たのであれば、これ以上の喜びはありません。 最後になりましたが、学生の皆さんの礼儀正しさと、活気に満ちたお顔を拝見でき、平ともども感心し日本の将来を背負って行く若者への意を強くしたことを申し添えさせて頂きます。貴校の益々のご繁栄と、学生諸氏のご検討を心よりお祈りいたします。

内村敏郎

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 内村様、平様、本当にありがとうございました。改めて御礼申し上げます。

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