現代文化学部では、4年間のキャリア教育でまず、「マナー」が基本であり継続してこそ身に付くものと位置付けています。
5月9日(木)ならびに5月16日(木)に昨年同様、今年も1年次生を対象としてスタディスキルズの時間を使いクラス合同「マナー講座」が行われました。
講師は地元企業であり、キャリア教育全般のご専門でもある篤志館株式会社の雨間けい子先生に今年もお願いしました。篤志館は毎年、インターンシップの受け入れ先企業としてお世話になっており、本学のキャリア育成教育にご理解とご支援をいただいております。
全体としては、課題が与えられ、それを決められた時間内にグループで話し合い、まとめるというワーク中心の講義でした。
まず、マナーはなぜ必要なのかを3人一組のグループになり、早速話し合いです。マナーが必要であることはわかっていても、なぜと問われると、うまく答えられないものです。それでも知恵を出し合い、リーダーがまとめて発表します。
次は基本6項目のセルフチェックです。自分に厳しい人、甘い人と、採点はまちまちです。どうやら満点の人はいなかったようです。
さらに、より実践的な内容になっていきます。「好意」と「誠意」が伝わるようにあいさつができているかどうか、他のふたりがチェックします。マルのサインをもらうまで何度も繰り返します。皆が出来るようになったら、続けて綺麗なお辞儀の練習です。
次に敬語の練習です。敬語は使い慣れるしかないとのことで、先生が発声する「友達との会話表現」を皆で「先生や職員の方との会話表現」にひとつひとつ換えて発声していきます。
最後はまた、3人で向き合い意見交換です。「駿河台大学のよいところはどんなところですか」という課題について意見を出し合いました。
学生のレポートには、「マナーは意識しなくてもできるものだと思っていたが、意識しなければできないということがわかった」「5分前行動を身につけて習慣にしたい」「大学の好きなところを見つけて、誇りを持てるようになりたい」など、それぞれに気づきがあったようです。
マナーは継続することで身に付くものです。学生同様、教員自らも意識して行動し、よい手本とならなければなりません。昨年度からはスタディスキルズ資料集にも「基本マナー」の6項目を入れ、さらにプリントを配布し、日々の指導に活用するようにしています。