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Channel: 【駿河台大学】現代文化学部からのお知らせ
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現代文化学部教員インタビュー(5) 佐竹由帆准教授編

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 こんにちは。今回インタビューさせていただいたのは、比較文化コースの佐竹由帆先生です。佐竹先生はイギリス文学を専門とされており、他にも英語教授法とコーパス言語学等を研究していらっしゃいます。

 近代になる前の昔のイギリス文学は、ストーリーだけが描かれている場合が多く、登場人物の内面や心情について描かれているような小説は少ないといいます。例えていうならば「桃太郎」。桃太郎にはストーリーのみが描かれていて、桃太郎やその他の登場人物の心情は描かれていません。現代のような小説が描かれるようになったのは18世紀で、ここ300年のことです。

 『ピーターパン』や『不思議の国のアリス』などは若者にもよく知られているイギリスの作品だそうですが、佐竹先生のゼミでは、なかでも『ハリー・ポッター』シリーズを読み解くことに挑戦しています。このようなファンタジー文学、空想文学ならみなさんも親しみやすいのではないでしょうか。佐竹先生は「イギリス文学の作品は階級、宗教など様々な視点で読み解くことによって多様な解釈ができます。」とおっしゃっていました。「ロンとハーマイオニー、階級はどちらが上でしょう?」と聞かれたらあなたは答えることができますか?

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ゼミ活動の様子

 さて、佐竹先生は英語をお話しされますが、元々英語や英会話が特に好きだったわけではないとおっしゃっていました。どちらかというと物語が好きで、物語を読むためのツールとして英語を習得されたそうです。「英語が好きでなくても、自分の好きなことに対して英語が必要になったときにいっそう英語を習得できます。」と教えてくださいました。

現代文化学部 助教 鈴木慶子

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