現代文化学部 小林奈穂美准教授
「旅行経営論」は観光ホスピタリティコースの専攻発展科目です。毎年外部講師をお招きして、経営の最前線についてお話いただいています。今回は7月18日(金)に行いました。
講師は前・旅行産業経営塾塾長、山田學さんです。山田さんは1956年に近畿日本ツーリストに入社以来、海外チャータービジネス導入や地球人学校創設など、数々の斬新な企画を打ち出し、旅行業界に革命をもたらした人物で、58年間の業界半生を書き綴った本「旅は人に生きる喜びを与えるものです」の主人公です。
履修している学生は、この本を全員が読んでおり、主人公に会えるということで、この講演を心待ちにしていました。
最初に旅のすすめ、自己紹介、この日のために用意していただいた新聞のコラムについての話のあと、学生からの質問に大変丁寧に答えていただきました。「旅行業界が求める人材は?」「若者に期待することは?」「アイディアはどうしたら出てくるのか」「10年、20年後の旅行産業は?」どの質問に対してもわかりやすく情熱的に語る姿に学生も引き込まれていく様子が窺われました。その反応に応えるかのように、いつの間にか檀上から降りて学生のもとへどんどん近づいていきます。
グァム版林間学校である、地球人学校は、学生とともにスクリーンを見ながら解説していただきました。
本の内容をもとに前週に行った"山田學検定"の成績優秀者には、賞状とオリジナルテレカ(今やいろいろな意味で貴重です)をいただきました。思いのほか成績のよかった学生は戸惑っていましたが、副賞までいただいて嬉しそうでした。
本にサインと捺印をしていただき、オリジナルのしおりまでいただきました。
学生からのレポートが楽しみです。